WEAR THE SOUND
特集

WEAR THE SOUND

着るカルチャー、広がる世界。音楽Tシャツの現在地と無限の楽しみ方。4店舗から多種多様な音楽Tシャツをピックアップ。

ヴィンテージTシャツを取り巻く熱量は高く、現在も少しずつ相場が上がり続けている。中でも特定のカルチャーが色濃く反映されたアイテムは人を惹きつけ、年月とともに価値を育んでいる。今回フォーカスする「音楽Tシャツ」もまた、単なるファッションの枠を越え、歴史やストリートの息吹をパッケージした特別な存在感を放っている。

「音楽Tシャツ」と聞くと定番のバンドTを思い浮かべがちだが、現在の古着市場における「音楽」の捉え方は驚くほど多様だ。例えば今特集で紹介しているリーボックの90年代ライン「City Jam」は、当時のワールドミュージックやヒップホップの影響を受けたエスニック柄が特徴的。フェスウェアとしての親和性も高く、ストリートの文脈から音楽を感じさせるアプローチと言える。

王道バンドTが持つ重厚なストーリーも見逃せない。メタリカの『Garage Days』のように、メンバーの死を乗り越え再出発を果たした転換期を象徴する一着には強い意志が宿る。背景を知ることでTシャツは意味を持つ「カルチャーの欠片」へと昇華するのだ。さらに、PIETASTERSが50年代映画『ガン・クレイジー』のポスターをオマージュしたように、ユニークなパロディデザインも存在し、表現の幅は広い。

他にも「音楽Tシャツ」の括りで見渡せば、独自のカルチャーが絡み合うアイテムは数多い。スケートボードカルチャーを掘り下げれば、ヒップホップテイストのDGK、ロックテイストのインディペンデントやサンタクルーズ、ゼロなど音楽とは切っても切り離せない関係性であることがわかる。そして、そこには新たな発見があるはずだ。

楽しみ方は人それぞれでいい。好きなバンドのルーツをディグるのも、夏フェス気分のエスニック柄から入るのも、純粋なデザイン選びも、スケートから攻めるのも正解だ。趣味嗜好が細分化し、あらゆる古着が再評価される今、音楽Tシャツの世界はかつてない広がりを見せている。

今回は個性豊かな協力ショップ(ARMS CLOTHING STORE、SixDix、no pain no gain、Rivulet)から多種多様な音楽Tシャツをピックアップした。お気に入りの一着を見つけるのはもちろん、新しいジャンルを開拓したり、お店ごとのカラーを感じ取って行きつけのショップを見つけるのも面白い。無限に広がる世界観をぜひ体感してもらいたい。

ITEM 01

フジロックカフェ Tシャツ

フジロックカフェ Tシャツ

出回りゼロ。博物館級の初期フジロックパロディ

L / 着丈80 / 身幅61 / 肩幅60.5 / 袖丈25 / 状態B(正面:えり下穴、はら付近穴、裏:左側に穴)

¥54,780

日本の野外フェス史を物語る資料的価値の高い一着。世界的な名店「ハードロックカフェ」のロゴをオマージュした「Fuji Rock CAFE」のプリントが、黎明期特有の自由な熱気と遊び心を物語る。苗場初期の貴重な一品であり、ボディには90sヴィンテージらしい質感の「SOFFE'S Choice」を使用。えり元の小穴やダメージすらも歴史の刻印として愛せる、カルチャー好きにはたまらないスペシャルTee。

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ITEM 02

90s ボブ・マーリー Tシャツ

90s ボブ・マーリー Tシャツ

神様を背負う贅沢。90sレゲエヴィンテージ

L / 着丈77 / 身幅58 / 肩幅58 / 袖丈24 / 状態B(左わき穴、裏:左肩穴)

¥43,780

赤・黄・緑のラスタカラーとラスタライオンを背負った、圧倒的な存在感を放つ90年代のスペシャルTee。レゲエの神様ボブ・マーリーを象徴する鮮烈なデザインは、1枚でスタイリングの主役になる。ボディはバンドTeeファンから絶大な信頼を得る「オールスポーツ」のプロウェイト。しっかりとした厚手生地がボディの価値を押し上げる。偉人の歴史と極上グラフィックが詰まった、所有欲を満たす贅沢な一枚。

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ITEM 03

【GUN CRAZY】00s Tee

【GUN CRAZY】00s Tee

50sカルト映画×スカパンク!カルチャーが交差する一着

L / 着丈67 / 身幅51 / 肩幅51 / 袖丈22 / 状態A

¥7,800

スカパンクシーンを牽引してきた「PIETASTERS」による、センス溢れるムービーオマージュTシャツ。ヴィンテージ映画のポスターデザインを大胆に使いつつ、演者欄にバンドメンバーの名を散りばめた遊び心がたまらない。ボディは2000年代ギルダンのヘビーコットンを採用しており、着込むほどに馴染む肉厚な質感が特徴。音楽と映画が交差するカルチャー感と、1枚で主役になれるインパクトを兼ね備えた名作。

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ITEM 04

1990s Reebok "City Jam" エスニックプリント レースアップTシャツ

1990s Reebok "City Jam" エスニックプリント レースアップTシャツ

90sストリートの空気感。ダンサーが生んだエスニック総柄

L / 着丈72 / 身幅61 / 肩幅56 / 袖丈29 / 状態A

価格未定

カリスマダンサーのクリス・トレドと共同制作した「City Jam」プログラムの公式Tシャツ。当時のダンス衣装らしい身幅広め・袖太めのオーバーサイズ感に、90年代ストリートやヒップホップのカルチャーが色濃く漂う。エスニック総柄とレースアップというスポーツブランドらしからぬ攻めたデザインは、市場でも滅多に見かけないレアピース。ストリートの文脈と服としての面白さを兼ね備えた至高の一着だ。

ITEM 05

【SYSTEM OF A DOWN】Tee

【SYSTEM OF A DOWN】Tee

非公式インタビューCDが元ネタ。マニアを唸らせるSOADの珍品

タグ無し / 着丈70.5 / 身幅47 / 肩幅42 / 袖丈22 / 状態A

価格未定

ニューメタルの重鎮System Of A Downのグラフィックが映えるマニア好みな一着。フロントの『The Lowdown』は公式作品ではなく、当時の非公式インタビュー音源にちなんだブートレグ(海賊版)特有のプリントだ。オフィシャルグッズにはないアングラな空気感と希少性が、唯一無二の付加価値を生んでいる。Y2Kや00sのストリート感溢れるスタイルにマッチする、他と差別化できるスペシャルなバンドTee。

ITEM 06

1980s METALLICA "Garage Days" Tee

1980s METALLICA "Garage Days" Tee

悲劇を乗り越えた再出発。メタリカのドラマが宿る最高峰Tee

XL / 着丈68 / 身幅50.5 / 肩幅49 / 袖丈20 / 状態A

¥29,800

1986年、メンバーの急逝という深い悲しみに直面したメタリカが、新ベーシストを迎えて再出発を切る際に制作したカバーEP『Garage Days』の80sヴィンテージTシャツ。絶望から立ち直り、再び前へ進むバンドの強い意志とドラマが宿る一着だ。ボディは当時の「HANDTEX」製を採用。グラフィックの格好良さはもちろん、ロック史に残る大きな転換期のバックボーンごと身に纏う、ヴィンテージバンドTeeの最高峰。

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